「多様な価値観」を通してマナーを考えた先にあったもの先日、多様な価値観、を垣間見る機会がありました。それはスタバでのこと。ビシッと趣味のいいスーツを着こなし、高級ブランドのビジネスバッグを持った若い男性が広いテーブルでMacを開いて何やらされていたのです。店内は少し肌寒いかな、と言う感じの温度だったためか冷え性なのかスタバのブランケットを2枚椅子の上の座布団代わりに、あと一枚をひざ掛けにして座っていらっしゃったのだけど、通りかかった店員さんを呼び止め、寒い、といったようなお話をされていました。わたしも少し肌寒かったので、それはそれで助かったんだけど、ふと気づくと汗ばむほどに暑い。閉め切られた店内だからか、息苦しいような感じ。ちょっと暑すぎるなあ、と思ったところ、彼が片付けを始め、ご自...28Oct2016気づき
問題解決には行動の根本に眠る感情を見ることが大切前回の記事で感情について触れましたが、個人カウンセリングを始め、企業研修、講座を進めていく中でいつもわたしが注意を払って取り扱うことがあります。それが「行動に隠された、根本に眠る感情」というもの。生きていたら大小さまざまな悩みや落ち込みがあるものです。それは誰にだって(*^^*)ただ、処理の仕方が早い方と時間がかかってしまう方がいらっしゃる、というだけです。相手の問題だと思っていることが、実は自分自身の問題だということは少なくありません。今日はそんなお話をわたし自身の経験を振り返りながらお話していきます(*^^*)----------------------------27Oct2016相談室アドラー心理学勉強会子育て企業研修アドラー心理学勇気づけ
個人カウンセリングは問題の根本にどんな○○があるかを見るのが大切ここ最近、個人カウンセリングが相次いでいます。で、わたしがクライアントさんとお話ししているときに思い出すのが、映画「シーモアさんと大人のための人生入門」の中に出てくるピアノ教師のシーモア・バーンスタインのこの言葉。「音楽の教師が生徒にできる最善のことは、生徒を鼓舞し 感情的な反応を引き出させること。音楽のためばかりではない。人生のあらゆる場面で、重要なことだから。」ちなみに、映画中で彼は「鼓舞する」のことをencourageと言っています。そう、アドラー心理学の技法である「勇気づけ」もencourage。「感情的な反応」はとても大切です。見たくないといって感情に蓋をしていては、ずっと心残りになってしまいます。「何か」に気を遣い、自分...24Oct2016基本スタンス相談室仕事への想いアドラー心理学勇気づけ
上下関係を作らない人間関係③人を育てる上で、わたしたちは膨大な忍耐力を要されることになります。昨日お話しした「知らないことは悪いことではない」というのは、「何度言ったら解るの!」というところから引き戻してくれます。人を育てる中では、自分にとって当たり前のことでも相手にとっては知らなかったり、馴染みがないためにそれが板につくまで時間を要するのですね。なので、板につくまで練習です♪これは、育てる側(「上」の立場の人)も育てられる側(「下」の立場の人)も一緒(*^^*)トライ&エラー→トライ&エラー→トライ…の繰り返しですね(*^^*)みんなそれぞれが頑張ってるんですものね(*^^*)大丈夫です!メンバーみんなががんばって、時に弱音を吐けて、「上」も...20Oct2016相談室企業研修アドラー心理学勇気づけ
上下関係を作らない人間関係②昨日は上下関係の「下の立場」から上下関係の悩みを解消する第一歩をお話ししました。今日は「上の立場」から取り組めることをお話しします(*^^*)上下関係でお悩みの方は「下」の立場の方が多いと思われがちですが、仕事で様々な方々とお話しする中で「上」の立場にいらっしゃる方が悩んでおられることも多いと気付かされます。「どうしようもない部下」の出口の見えない人材育成にお困りのご様子です。どの部署に移動してもらっても、部下は何もできない。こういった声は結構たくさん聞きます。仮に「何もできない」というところに陥っているとしたら、(厳密な意味で「何もできない」ということはありません(*^^*))それはその方の本当の能力が発揮できていない、ということ...19Oct2016相談室企業研修アドラー心理学勇気づけ
上下関係を作らない人間関係①私たちは小さな頃から、相手を大切にすることを徹底的に教え込まれてきました。それは親から、学校の先生から、周りの大人から教わってきたこと。本当に尊いことだと思います。そしてそれと同じくらい、自分を大切にすることが大切です。今、親の立場、上司の立場、部下の立場において場合によって無謀ともとりかねられない上下関係から脱却できずそれぞれの立場で悩んでいる方が多くいらっしゃいます。「子どもが(親の)言うことを聞かない」「何度言われても解らない部下は怒鳴られて当然(部下育成に困っている)」「上司からハラスメントを受けて辛い」などがその代表。本当の意味で、自分を大切にするということがわからなければ、相手を大切にするということの本質が見えずに上下関...18Oct2016相談室企業研修アドラー心理学勇気づけELM講座
ワークショップレポ【ワークショップ:自他を勇気づけ、共同体感覚(つながり感)を身につける】先日、【ワークショップ:自他を勇気づけ、共同体感覚(つながり感)を身につける】を開催しました。このワークショップは、①自分を知り②自分・他者を勇気づけ③自分と他者、世界は繋がっているという共同体感覚を身につけるを学ぶ1DAYワークショップ。教材として岩井俊憲先生の『7日間で身につける!アドラー心理学ワークブック』を使いました。 共同体感覚=繋がり感を育成するために必要な考え方を学び、その考え方が腑に落ちる感覚を得るために数多くのワークを共にしていきます。ワーク一つを取っても、ただワークをこなすだけでなく、その答えから見えてくるみなさんの本質の部分を深く掘り下げてみていきます。その上での勇気づけです。勇気づけも実際のコミュニ...06Oct2016ワークショップアドラー心理学勇気づけ
子どもと【横の関係】を築くってどんなこと?アドラーで子育てをしていると、【横の関係】で子どもと関わりを持つので「これやりなさい!」という命令形というのは使いません。「お母さんはこれがやりやすいと思うんだけど、どうする?」といったような提案・質問で話が進んでいくので、我が家の子どもたちも母のわたしの意見も参考にしつつ、自分で選択することができます。と涼しい顔をしてそんなことを言いますが、初めからアドラー的な【横のつながり】が出来ていたのか、っていうともちろんそうではありませんでした(*^^*)いや、もはや逆ですよね。「なんでママが言ってたことしないの?!」「なんで言うこと聞かへんのーーー!!!」(不満・怒り気味にね笑)わたしの母が子育てをしていた時代は「子どもは親の言うことを...04Oct2016アドラー子育て実践録子育てアドラー心理学勇気づけ
人からの評価でなく、自分の満足を実感するには先日いただいたご相談の中にわたしたちがより良い生活を送るために大切な視点がありました。ご相談は、「満足感を得るために良い評価を求めてしまう」人からの評価じゃなくって「こういう自分だったら満足している」という状態はどんなのだろう?これをしっかりと自覚することが大切だと思うのです。ELM(アドラー心理学コミュニケーション)講座では、人との比較で起こる(と思われている)劣等感は、「出来ている相手」と「出来ない自分」との間で生み出される感情ではなく、「こうなりたい」という自己理想とのギャップから起こることだと言われています。「人からのいい評価が欲しい」から得られるのは、人から認められて満足を得られることではなく、その先のさらなる色んな人から...03Oct2016勇気づけELM講座