昨日の記事【辞めたくても辞められない仕事からやる気を引き出す方法】
はたくさんの方からご感想・ご質問をいただきました。
ありがとうございます(*^^*)
今日はその中で
「心が動かない時に、どう行動との折り合いをつけるか」
というご質問について。
ここで少し昨日のおさらいを。
アドラーでは
「辞めたくても辞められない」
「頭では分かるけどできない」
という、心と身体、理性と感情、意識と無意識のような
要素に分けることはできない、
といいましたね。
これらは分けて考えるというよりも、
分けることができない全体として考える、
というわけです。
なので「辞めたくても辞められない」
ではなく、
「辞めたくない」
と考えるのです。
その理由は人によって様々。
失敗を避けたいからかもしれませんし、
収入が安定するからかもしれません。
2つの相反する想いが自分の中にある
(「辞めたい」&「辞められない」)
と考えると葛藤を生みます。
そうなんです、
そう考えることで自ら葛藤を生み出している
ということになるのですね。
そこに目を向けるのではなく、
「結局、自分は辞めたくないんだ」
という一つの想いという【全体】として考えることで
ご自身がとてもシンプルになっていきます。
よって、ご質問者さまの
「心が動かない時に、どう行動との折り合いをつけるか」
に当てはめると、
「心が動きたくない=動かない」
と言ってるということですね(*^^*)
これって、心の声、つまり本音。
わたしたちは本音を抜きにして
「本当はやりたいんだよ」という声
ばかりに注目してるということ。
上辺ばかりを気にして本音に気づかないでいると、
これこそ、偽ポジティブにもなりかねません。
本音をしっかりと味わわないと、
そりゃ動けもしませんものね(*^_^*)
そしてもっと言うならば、
「本当はやりたいんだよ」という言葉は
もしかしたら、
あなたの声ではなく
【世間の声】かもしれない、
ということ。
それを言うことで場合によっては、
架空の【世間の声】に応えようとしていることも。
何れにせよ、
「動かしたい」
と思うなら、
一度とことん自分の本音に付き合ってみることをお勧めします(*^_^*)
その時のポイントは、
「〜したいけど、できない」
じゃなく
「〜しない」
に変換して、実際に口に出してみてください。
ご自身が一番しっくりくる言葉を探すことが、
ご自身の本音を見つける手助けになります(*^_^*)
これは、昨日の投稿にも書いた
「自分への貢献感」
にもなりますね(*^_^*)
そして本音をしっかりと認めてあげた上で、
質問「じゃあ、どうする?」
とご自身に聴いて差し上げてください。
ご自身に質問したところで本音を承認しきれていなければ、
「イヤだ」
という答えが返ってくる可能性もあります。
その場合はトライアンドエラーで、
本音を承認→質問「じゃあ、どうする?」→本音を承認→質問→…
という風に何度も繰り返してみてください。
本音を汲み取ってくれた嬉しさから、
徐々にかもしれませんが、
身体が動いてくれるようになりますよ(*^_^*)
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