【事例研究1:Aくんがお母さんに暴力を振るった目的は?⑤】





今朝はアドラー心理学の勉強会、
午後からは仲良し友達のお家へ遊びに行ってきました!




気の許せる仲間とのランチは活力になります✨





こういう仲間を持てることに、感謝ですね(*^^*)





さて、今朝の記事
「お母さんは、何のために、Aくんの希望を聞かないのでしょう?」
の続きです。




この場合の相手役は、Aくん、
他の見方からアプローチするとお母さんご自身というのも考えられます。




では、相手役をAくんの時の目的からいきます。




その前に、
目的を探る前に大切なことがあります。




それは、
「どんな行動にも、ポジティブな目的がある」
ということを心に留めておくこと。




非行や暴力など、一見すると不適切に感じる行動の中にも
必ず「こうなりたい」というプラスの思いがあるのです。




不適切な行動をする人を目の前にした時、
「本当に困った子だわ(人だわ)」
と、ともすると相手の行動に注目して問題にしてしまうことがありますが、
「どんな人にも『こうなりたい』のようなポジティブな目的があるんだ」
ということに、
いつも立ち返ってほしいのです。




その前提がないと、
本当のことが見えずに行動に振り回されますから。



ではお母さんの目的を見ていきましょう。




⭐︎「お母さんは、何のために、Aくんの希望を聞かないのでしょう?」

→我慢できる子になってほしい




⭐︎「何のために、我慢できる子になってほしいのでしょう?」

→忍耐力のある子になってほしいから





⭐︎「何のために、忍耐力のある子になってほしいのでしょう?」

→人の痛みや気持ちが分かる子になってほしい




⭐︎「何のために、人の痛みや気持ちが分かる子になってほしいのでしょう?」

→心優しい子になってほしい





「心優しい子になってほしい」というのも
大切な我が子を想う親心ですよね(*^_^*)




そうなんです、
Aくんのお母さんの気持ちの根っこには
子どもを大切に想う気持ちがあるのです。




休日にAくんの野球に付き合うくらいですものね(*^_^*)




ただそのAくんを想う気持ちの表現の仕方が非建設的だったというだけ。




Aくんもお母さんも、
気持ちの根っこの想いと行動に
捻れが起きているんですよね。




でもね、誰にだって間違いはあります。




気づけばいつからでも言い方を変えたり、
接し方を変えることはできるんです✨



気持ちの根っこの想いに気づいたら、
その想いを相手に伝える。



シンプルですね(*^^*)



また他の見方をすると、
「Aくんの希望を聞かない」目的の相手役は
お母さんご自身ということも考えられます。




「他の子には希望を聞くのに、我が子には聞かない」
というのはAくんのお母さんが
「他人の意見は聞くけど、自分自身の意見は聞かない」
という状況にあるということも推察できますね。




もしかしたら、
Aくんのお母さんは自分の心の声を無視してまで
周りに合わせているのかも、しれません。




自分自身にやっていることは、
身近な人(になるほど)に対して同じようにしてしまう傾向があります。




初めは小さなことでいいのです。




一人でカフェでのんびりする、
会いたいと思ってた友達に会いに行く、
一人スーパー銭湯でお風呂三昧(←これ私、笑)。




自分自身の小さなニーズを聴いてみてあげてください(*^_^*)




心に余裕ができると、
子どもの声も少しずつ、耳に入ってくるでしょう✨








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