仕事で権力を振りかざしてしまう上司に困っている、
というお話を伺いました。
職場を共にする方にとっても
声を荒げたり、
きつい口調で攻め立てられたりすることはお辛いことだと思います。
そして、実はそれと同じくらい、
権力を振りかざす上司にも、ご自身に抱えていらっしゃるものがあります。
自覚できているか、できていないか、
薄々感じているかはその方によって違います。
薄々感じてはいるけれど、
それがご自身のコミュニケーションに関わっているとは思っていらっしゃらない方が多い。
多くは、ご自身に課した禁止事項が関係しています。
ご自身の成長のために、また部下の成長のために課した禁止事項。
「ダメだ」と否定したものの根底にあるものは何なのでしょうか?
その「ダメ」なことというのは、
本当は「どのようになればいい」と思っているのでしょうか?
「ダメ」と否定のメッセージを与え続けると
相手は次第に拒否反応を示すことが多くなっていきます。
また、欠けているところに目を向けてしまうと、
そこばかりが強調されて見えてしまう。
それでは仲間と円滑に仕事を進めることができません。
ポイントは、「どのようになればいい」かを明確にすること。
これって、上司側の問題だと感じるかもしれません。
ですが、実は相手の気持ちを想像することが、
ご自分を守ることにもなり得るのです。
なぜか。
相手の気持ちを真の意味で想像すると、
「共感」が生まれます。
すると、
「そっか、上司も頑張っていらっしゃるんだな」
と
相手のことを憎めなくなったり。
そうすることで相手のネガティブなエネルギーを「かわせる力」も付きますし、
なんといっても、そのネガティブなエネルギーを正面から受けることによって起こるエネルギーの消耗から
ご自身を守ることができるのです。
ご自身を守る「捉え方」にもなり得る、ということですね(*^^*)
そして、忘れないでください。
例え上司からイライラや怒りをぶつけられたとしても、
あなたの価値は変わらず、
あなたの本質は素晴らしいということを。
今いる場所から、少しずつでいい、
できることを一緒に探していきましょう。
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