わたしは企業での研修講師をしていますが、
お母様方へのアドラーを基にしたコミュニケーション講座も行っています。
講座に来てくださる方々は本当に人間的に美しい方ばかりで
特に子どもさんへの愛に、いつも感動させられています✨
(もちろん子育てする中で悩んだりすることもおありですが、
そこには子どもさんへの愛を感じるのです。)
以前講座に来てくださった方で、
小学生の息子さんのことを
「頼りないし、こんなのなんです。あ、こういうところもあります。将来が不安で…」
とおっしゃる方がいらしたんです。
息子さんの出来ていないところを強調しちゃう。
わたしはその息子さんと接したことがあるのですが、
全くもって彼女が感じている問題を感じないのです。
むしろ、わたしからすると、
息子さんは年齢の割にはとてもしっかりしていて
言葉に表すのは少ないかもしれないけれど、
自分の意思をしっかりと持った子なのです。
それをお伝えすると、
外面がいい、家では本当にダメなんです、と。
わたしがここで書きたいのは、
もちろん彼女へのダメ出しじゃありません。
よく聴いてくださいね。
「ダメな子ども(大人)なんて存在しません」
ダメと見えるのならば、
その一側面しか見ていない、ということ。
子ども、大人に限らず、
例えるなら人は球体なんです。
そのお母様から見た息子さんは
ある一方向からしか見た彼であって、
逆にわたしから見た彼も、ある一方向から見たもの。
お母さんの子どもへの眼差しは、
良くも悪くも
その子にとって
「これが本当の自分なんだ」
になるのです。
だけどね、
本当に「ダメな子ども(大人)なんて存在しない」
んですよ。
ダメなところをいちいち突くから、
ダメなところばかりが浮き上がってきて目につくんです。
うそ〜、だって本当にダメなところばっかりなんだよ、
と思う方は一度その子(大人にもね♪)の良いとこ探しをやってみてください。
最初は2、3個しか思いつかないかもしれません。
慣れてないからね。
でもね、思うんです、
人より秀でてるものだけを「良いところ」にしちゃうと、
そりゃ2、3個しかあらへんで!
「良いところ」っていうのは、
◯お茶碗を下げてくれた、とか
◯おはよう、ただいま、おやすみを言ってる、とか
◯ありがとうを言える、とか
ほんまに小っちゃいことも全て含まれるの。
そうして数えていけば、
一般的にいう「好ましい行動」って、
めちゃくちゃいっぱいあるんですよ!!!
はぁはぁ(´Д` )
想いをみんなに伝えたくて熱くなっちゃいました(*^^*)
も〜この気持ちをどっかで演説したいくらい!
今まで「できてないところ」ばかりに目が向いていた方、
ぜひ一度「良いとこ探し」やってみてください♪
みんな素晴らしくていいんです!!!
「ダメな子(大人)」を作らなくても、いいんです(*^^*)
お子さんも素晴らしいし、あなたも素晴らしい。
それでいいんですよ(*^^*)
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