キャリアと育児のバランスを見つけるには



先日、ある方から「働くペースはこれくらいでいいんでしょ?」と聞かれた。



とっさに私の口から出た言葉は、
「いや、まだ足りませんよ、もっともっと働きたいです!」
だった。



その方はびっくりされたようで、
「子どもさんもまだ小さいのに、よくがんばってるねえ」
と労ってくださったのだ。



うちの子どもたちは、小学1年と2年の年子。



下の子が小学校に入るまでは、育児を中心にしよう、と決めたんだ。



ある事をきっかけに。


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わたしは、上の子が年少さんの時に大学の講師をしていました。



その時のわたしは、東京に住みながら、大阪の大学まで通勤していたのです。



月曜の3限に持っていた授業のおかげで、
子どもたちを主人の実家にお願いし、
飛行機の特割みたいな何ヶ月前から予約した一番安いチケットでの通勤。



授業が終わってとんぼ帰り、
羽田から主人の実家へ行き、
お礼を言いつつ子どもたちを連れ帰る日々でした。



表面上ではこんな感じだけど、
授業を作るために資料を探したり、本を読んだり、
授業で使うパワポを作ったり、
学生のみんなに他文化音楽の存在を知ってもらうべく、
東南アジアのさまざまな民族音楽を用意したり。



夜な夜な授業準備に追われる事も普通。



それに加えて育児と家事。



我が家の子どもたちは保育園ではなく、幼稚園に通っていたので、
上の子が幼稚園に帰ってくるまでは、
下の子との時間。



一緒にお買い物に行き、掃除をし、
洗濯物を洗濯バサミで挟むのを手伝ってもらい、
お昼ごはんを一緒に作って食べる日々。



その中に彼女の好きなお絵描きやビーズなどで一緒に遊びます。



もちろん、一緒にお昼寝も♡



上の子の幼稚園お迎え後は、
公園大好き男子のため、
もはや公園に住んでるのではないかと思われるほど公園に入り浸り(笑)。



だから物理的に仕事に取りかかれるのは
子どもたちが寝静まった後。



時間は圧倒的に足りなかったけど、
それはそれで、最高の日々でした。



だけど、日を追うごとに、
体力的についていけなくなり。



そんな時に思い出したの。



子どもたちの成長を見たい!と保育園ではなく幼稚園に決めた事を。



上の子が生まれて幼稚園に入るまであっという間だったことを思うと、
年子の下の子が小学校に入るのもあっという間のはず。



そう考えた時に、
子どもたちとの時間を優先することを決めたのです。



案の定、下の子の入学はあっという間でした。



それでも外へ飛び回るのが好きなわたしにとって、
家にいる、ということは結構な葛藤がありましたよ。



期間を決めていたからこそ、
娘が入学してからの(実際には3月から働き始めたけど)
原動力は大きかった!



結果として、よかったのです。



どういうキャリアを選択するか。



自分にとって満足できるのは、どんな形なのか。



子どもさんがいらっしゃるお母さんなら、
子どもさんとの生活をどうやってデザインするか。



わたしは小学校入学までは一緒にいることを選びましたが、
0歳から保育園にお願いして仕事をバリバリするのも本当に尊いことだと思うのです。



自分の軸がしっかりと決まっていさいすれば。



キャリアと育児の狭間で悩まれている方は、
ぜひ一度、
大切にしたいことを全て、どんなささいなことでも書き出してみることをお勧めします。



大事な子どもさんと、パートナーと、家族と、
そして何より、あなた自身を大切にする生活(人生)のために✨












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