嶋尾 かの子

東南アジア最貧国と云われるラオスに5年間滞在し
民族音楽学と文化人類学の二方向から研究。
そこから導かれた
【他文化を知る→自文化を知る→自分を知る】
というプロセスを経て、
アドラー心理学、自らのがん克服での気づきを統合。
第一線で働くビジネスパーソンを対象に
「心地いい人間関係を育む」をモットーにして勇気づけの手法、共同体感覚の育成を
企業での研修、講座、セミナーで提供する。
芸術文化学博士。

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「相手の大切にしていること」を大切にしていますか?

相手の大切にしていることを、大切にしているか。これはいつも忘れないようにしたい視点。私たち人間は自分の「大切にしていること」を基準に行動しますが、時に「自分の大切にしていること」が「相手にとっても大切」だと思ってしまう時があります。いわゆる、【これは誰の問題か】という課題の分離ができていない状態。相手にとっては特段大切ではないのに「これって大切なことなのよ」「あなたのためを想って言ってるのよ」と自分の大切なことを相手に当てはめても相手は響いていないので動きません。そこでよく聞く言葉 「何でやらないの?」「何でできないの?」これらの言葉は、相手の大切にしていることを聞かずに「私の言うこと聞きなさいよ」と言っている状態。相手を認めていないことにもなるし、反発を生むことにもなり得ます。相手のモチベーションを高めるためにも、「相手が大切にしていることは何かな?」という洞察を深めることが大切ですね😊そして、それが見つかったら相手の大切にしていることに、先ずは共感、そしてさらに共感。それによって、相手は「私の大切にしてるものを大切にしてくれてる=私を認めて・大切にしてくれてる」と感じるのですよね。そこから真の信頼関係が始まります😊その「相手の大切にしていること」をいかに「目標」と紐付けられるか、が人を育てる時に重要。つまり、「相手の大切なことを使って(相手もしくは相手と自分の共通の)目標をクリアする」ということ。目標達成は上司や先生、親のやり方を模倣するだけでなく、いろんなやり方があっていいのです。細かく指示して、手取り足取り教えなくても相手の大切なことは何かを観察し、それを使って目標クリアするにはどうすればいいのか、相手に問う・もしくは一緒に考える方に力を入れる。少し時間はかかるかもしれませんが、この紐付けができると効果が持続しやすくなりますね😊写真は夏に行った徳島の海部郡の夜明けの海。自然は何もせずとも、そのままで美しい。人も、しかり✨

人を育てる時に必要なマインド

人を育てるのに必要なのは、どのくらい相手を信じられるか=信頼できるか、だと思うのです。 「あの人ができないから・悪いことするから信じられない」のではないのですね。その前に育てる側が先入観なく、素の相手のことを認められていれば、話し合いで解決できることができます。なぜ「素の相手」なのか?そうです、行動に問題がある人は、「困った行動をしている」だけであって、「本来の姿」とは別だからです。 どんな人間も本来必ずその人だけの素晴らしいところを持っているのですよね。みなさんも過去に感じたことがあると思います。「あの人、あんなことしてるけど、エエとこもあるんよな」って。 「困った行動」をしている人も、「この人は困った人だ」と思って見ている人も、実は心の癖がそうさせているだけ。 癖なので、直すことだってできます。お互いが気を付け合って、お互いが描く「安心できる関係性」に向けてどうやったらそこに近づけるかを話し合っていくだけ。 細かく指示することも、約束事で縛ることも、ましてや怒鳴りつけることもありません。 「私に何ができるか」という視点で考え、先ずはどんな関係性を築いていきたいかから始めるのはおススメです😊写真は北海道上空。分厚い雲の上には白と薄いオレンジ、濃紺の幻想的な色彩があふれていました✨

【講演】「勇気づけのお話会」:都内の幼稚園様

今日は、某幼稚園様で「勇気づけのお話会」。冷たい雨の降る中、約40名のお母様方にご参加いただき、和やかな雰囲気の中で会を進めるのは、あたたかくてとっても居心地良かったです😊事前にアンケートで「子どもや夫との関係で『どうしてこんなことするんだろう』といった相手の困った行動」についてお伺いしていたので、これを元にお話会を進めていきました。お話会はグループで話し合い、全体にも共有しながらみんなで1つの事例を考え、色んな意見を聴き合います。さまざまな捉え方・色んなアイディアがあることを実感していただく普段では得難い好機会!お互いの子育ての価値観を垣間見たり、相手を理解に導く一助となります。4つのワークではみなさん楽しそうに話合い盛りがりました😊終了後、夜になり受講されたママさんからこんな嬉しいご報告も!*・゜゚・*:.。..。.:*・・*:.。. .。.:*・゜゚・*今日はアドラー心理学の公演参加させていただきました!お話聞けてよかったなーと早速実感しています。こんなに子供の反応が違うのかという出来事があり思わずメッセージ送ってしまいました。最近、夏休みに募ったイライラが解消しないまま日々を過ごしていた感じでして、一言目から強めに言ってしまったり、真ん中っ子(年少)にはしっかりしていることをいい事に、なかなか目をやっていなかったと思います。昨日お話を聞いて、原因ではなく目的は?と考える。こう考えることで色々な行き所のないイライラ(親子共に)が解消されるなと感じました。あと、子どもに色々決めさせるようにしていたものの、実行したりしなかったり、それが自体が良いのか良くないのか不安が有りましたが、それでよかったんだと昨日のお話でわかり、安心しました。昨夜は急な歯医者で帰宅が20時でした。宿題が終わっておらず、”あーいつもならここから地獄だな”と思っていましたが、長男といつやるか相談し、決めさせ、小さいことを褒めてみました。スムーズに終わらせることができていて驚きました!長女にも、フエラムネを吹きまくり話をなかなか聞いてくれなかったので、”聞いてもらえる?じゃないと困るなー。”と言うと、ピタッと笛をやめてくれました。おっ!凄い!と思いました!ピリピリしていた空気が少し穏やかな流れになりそうです😄*・゜゚・*:.。..。.:*・・*:.。. .。.:*・゜゚・*何よりもお話会で聞いた話を実践したお母様が素敵です!お役に立てたようで本当に嬉しいです😊そして、また嬉しいことに、こちらの幼稚園の園長先生から「ぜひ職員にも研修をやってほしい!」とのお声をいただき、急遽11月にすることに!幼稚園や保育園、小学校、中学校などいつも頑張っておられる学校の先生方への勇気づけは急務だと感じています。もちろん保護者の方々への勇気づけも同じくらい。少しでもたくさんお役に立てるよう研鑽を積みます😊ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!

日本アドラー心理学会の総会に参加してきました

日本アドラー心理学会の総会、本日終了。1日目と2日目の最後、3日目は主にシンポジウムで、実践報告を伺いました。皆さま真剣に、丁寧に、そしてうまくいかなくて時に苦しい時もあるけど楽しく取り組みをされていて、実践者としても伝える側としてもとても参考になる部分が大きかった!2日目はアドラーの大家のお一人野田先生のご発表、中学校教諭の山本先生のご発表、アドラーの大家のお一人岸見先生のご発表、フランシス・X・ウォルトン先生の特別講演。野田先生と岸見先生、ウォルトン先生のご発表はアドラー心理学の変遷が時系列に系統立てて説明されていたりアドラー心理学が先生方に与えた影響、ADHDに対するアドラー心理学の考え方とアプローチが説明され、今後仕事での伝える側として大いに勉強させていただきました。自分の知らなかった新しいことも、再認識させていただいたことも、本当に多くのことを学ばせていただき、 こうして自ら学びに足を向けることの重要性を感じました😊学びにはインプットばかりでもいけないし、アウトプットばかりでもいけない。研修や講座はアウトプットばかりではない、と実感していて、 インプット、すなわち参加者の方々から気づかせていただいたこと・教わったこともわたしの経験に、そして場づくりに相互作用を与えてくれます。だから良質なインプットはとっても大切!ご一緒くださったみなさま、そして学会参加を快くOKしてくれた家族、本当にありがとうございました😊